作・演出、出演者のコメント
[作・演出 タカイアキフミ コメント]
今まで、社会問題や実際にあった事件を背景にして、「営み」を描くことに注力してきた。劇作と演出の経験を重ね、僕が描くべき言葉・世界のようなものがわかってきつつある今、親と子の営みをどこまで色鮮やかに描けるか。親子を軸に戯曲を書くのは6年ぶりのようだ。そして母が主人公の戯曲は初めてだ。素敵なカンパニーのみなさんと、会心の一「劇」をお届けしたい。
[出演 枝元萌 コメント]
出演のお話をいただいてから TAAC さんの作品を何作か拝見させていただき、参加してみたいと思いました。出演が決まってからタカイアキフミさんと喫茶店で二人きりでお話した時、これは一筋縄では行かない作品になりそうだとドキドキしました。どっぷり TAACワールドを楽しめたらと思います。
[出演 木村聖哉 コメント]
「引き出し屋」という言葉を初めて聞いたとき、本当にそんなことがあるのかと信じられませんでした。支援と言いながら、無理やり連れて行くという実態にとても驚きました。演じさせていただく息子は、親の気持ちがうっとうしく感じたり、信じられなかったりして、ちゃんと向き合えないまま時間だけが過ぎていきます。しかし、そういう時期は誰にでもあるものだと思います。親の愛に気づけなかったこと、その後悔や、迷いなどという気持ちをちゃんと背負って舞台に立ちたいです。
[出演 イトウハルヒ コメント]
この度、TAACに初参加させていただきますイトウハルヒです。今回のテーマは「引き出し屋」。自分の役柄も複雑な思いを抱える人物で、ちょっと緊張しています。さまざまな角度から学び、考え、向き合いながら丁寧に演じていきたいと思います。素敵なキャスト・スタッフの皆さまと共に、この物語を皆さまへお届けできることを今から楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
[出演 板場充樹 コメント]
初めてのTAAC 作品、豪華な俳優陣、ドキドキしております。そして今回初めて出会った「引き出し屋」という存在、社会問題に対しても自分なりにどのように理解していくことができるのか、今から身が引き締まる思いがしています。テーマや言葉を丁寧に扱いつつしっかりと物語として皆様の元にお届けできるよう、自分の持っているもの全てを使って挑みたいと思います。ご来場心よりお待ちしております。
[出演 鈴木球予 コメント]
昨年初めてTAAC 作品「静かにしないで」を観劇しました。日常にあり得る問題を繊細に表現されている世界観に非常に魅了され、心が震えました。いつかわたしも出演したいと熱望していたところ、今回ついに参加させていただく事になりました。あの世界観に入り込める嬉しさと怖さで混沌としていますが、参加できる事に感謝し真摯にこの作品と向き合い、その世界で精一杯生きます。
[出演 廣川三憲 コメント]
昨年TAAC「かわりのない」に出させていただいて以来2度目のタカイ作品。あの時はそれぞれの役が証言しているというスタイルを中心にした構成だったので、中でも特に私は舞台上で誰かとリアルに会話することが一切ありませんでした。おそらく今回は他のみなさんと直接視線を交わしながらガッツリ共演できるんじゃないかと楽しみにしています。もしかしたら悪い人の役なのかも?それも個人的にあまりないことで楽しみです。